隻眼会計士・税理士の視点

隻眼の会計士・税理士が書いているあれこれ

良くあるであろうと想定される質問と回答

先の記事と重複する個所もありますが、自分で作った質問と回答を以下

 

Q:筆者はどういう人ですか

A:公認会計士・税理士。30代後半男。家族は妻と二男児

 

Q:失明したのはいつですか。また、その原因は。

A:3歳の頃、家庭内の突発的事故でガラス戸に突っ込み、外傷性網膜剥離により左眼を失明しました。

 

Q:左目は普段どういう状態なのですか

A:裸眼では白濁していて一見してケガしているというのがわかります。そのため、外に出るときは虹彩付きコンタクトレンズを着用しています。これにより、左目はいつも赤いけど、ぱっと見の違和感はそれほどなくなります。

 

Q:障害者手帳は持っていますか

A:片目が失明しているだけでは身体障害者扱いにならないので、持っていません。(持てません)

 

Q:左目が見えないことで日常生活で困ることはありますか

A:それほどないですが、左方の視野は狭くなるので左足をはじめ体の左側をぶつけやすくはなります。運転免許は取れるので、取得して日常的に運転もし、安全運転にはくれぐれも心がけています。他、左右の視覚差を利用した3D映像は見えないですが、3D自体ほとんどないので、これは別に。あ、そうすると、TDLの「ミッキーのフィルハーマジック」は100%の状態で見れないのかな。まあ、しょうがないですね。

 

Q:左目が見えないことで特に気を付けていることはありますか

A:先の車を運転する際に特に気を付ける以外には、これといって。ただ、眼科検診は年に一回は行くようにしています。健康診断では視力検査ぐらいしかしないと思うので、両目が健康であっても、眼科検診はある程度の年齢になったら年に一回ぐらい行っといたほうがいいと思います。眼科医の回し者ではないですが。

 

Q:スポーツをやる際に影響はありますか。苦手ですか。

A:実はスポーツは全体的に得意な方です。中学までは野球をしていました。決して上手くはなかったですが、今でもバッティングセンターに行けばまあまあ普通に打てるぐらいです。卓球なんかも人並みにできるし、球技が苦手ということは全然ないです。一般的に片目だけだと遠近感が取りづらいといわれているようですが、これはもう慣れですねきっと。そういえば、スキーが趣味なんですが、ターンを右側でしたがる癖があるようなので、これは影響がなくはないといえるかもしれません。

 

Q:左目を失明していることで不利益を被ったことはありますか

A:就職活動の際には確かに内々定が取り消されるということがありました。なので、公認会計士試験を受けることにしました。アルバイトを探すのも、ちょっとだけ苦労した気がするけど、そんなもんかな。

 

Q:左目を失明していることでいじめを受けたことはありますか

A:ないです。周囲の人はみんなわかってくれていたというのと、自分自身、卑屈にならずに過ごしていたこと、それに、勉強もスポーツもできてたので。

 

Q:失明していることで自己の性格に与えた影響はありますか

A:黙っていたって目立つ存在なので、それを逆手にとって特に小中学校の際は旺盛な自己顕示欲を発揮し、それが今に至っていると思います。じゃないと、こんなBlog書かない。

 

Q:こどもが片眼を失明してしまいました。どのように接すればいいでしょうか。

A:特に甘やかしたりせずに、通常通りに。人よりちょっとだけ不利かもしれないけど、それはそういうもんだとして受け入られるようにするのがいいと思います。ともすれば、卑屈になってしまうかもしれませんが、それは失明していなくたって他にも何らかのきっかけで卑屈にはなりうるので、得意分野を伸ばすなりして自己肯定感を高めることが重要です、ってこのへんは通常の子育てと変わらないですね。

 

Q:私は片目を失明しています。将来どのような職業に就くのがいいでしょうか。

A:片目が見えないことによりそもそも就業できない職業がいくつかあります。そのうえでも選択肢はいろいろありますが、芸術関係とか、医療関係とか、国家資格とか、研究者とかがいいんじゃないでしょうか(適当)。一般企業に勤めるっていうのだって、通常の会社であればそんなに問題にはならない(確かにハンデはあるが他の要素でカバーできる)はずです。でも、見た目が重視されるところは難しいかもなぁ。その点はアルバイトを探す際でも影響してくるかもしれません。でも、世の中広くていろいろな職業があるので、自分のハンデをしっかりと踏まえたうえで適性を見極めれば、なんか見つかりますよきっと。

 

Q:最後に片目を失明してしまった若い人に包括的にアドバイス

A:勉強をしっかり頑張りましょう。片目が見えないこと、そしてそれにより外見上の見た目が悪くなることは確かにハンデではあります。それをどうのこうの言っても始まらないので、それを所与のものとして受け入れ、自分のできることを見極め、自分の人生を切り開いていきましょう。片目だけしか見えなくとも、自分で選んで進むことのできる人生は、大きく広がっていて、彩りにあふれています。うまくいけば、生涯の伴侶を得られることもできます。決して卑屈にならず、良い人生を送ってください。

(…最後、自分で書いてて泣けてきた)

以上