隻眼会計士・税理士の視点

隻眼の会計士・税理士が書いているあれこれ

世の中に隻眼(片目失明)の人はどのくらいいるのだろうか

視覚障害者の人は日本でどのくらいいるのか

まずは片眼失明ではなく視覚障碍者の人が全国でどのくらいいるのか、例によってWebで調べてみようとしたところ、出てくる情報が若干古くて10年前だったり、政府発表の一次データにいきあわなかったりで、すぐに出て来はしません。Googleの限界を感じます。信頼に足る一次データにぱっとアクセスできない。

 

とはいえ、各種情報からどうやら視覚障害身体障害者手帳の交付を受けている人は全国で30万人台前半、ではあるようです。ここで、視覚障害と言っても全く何も見えない状態から、ごくわずかに見えている状態まで、状況はさまざまです。

片眼失明者の公式データはないらしい

やはり「片目 失明者 人数」で検索しても、そのものずばり、のデータは出てきません。視覚障害者の数が出てこないのであるからむべなるかな。

いまこのキーワードで検索すると中日新聞Webで、片目失明者の特集記事が上位に出てきますが、そこにも「片目失明者の人数は全国で10万人とも推定されるが、国も実数は把握できていない。」とあります。

 

日本の人口をキリ良く12,500万人とすると、10/12,500=1/1,250=0.08%です。1,250人に一人。人口10万人の市であれば80人くらい。

一方、障害者手帳を持っている視覚障害者の数は30万人強/12,500=0.24%~0.27%といったところでしょうか。400人に一人くらい。400人に一人と言われると、けっこういる感じがします。

 

さて、片眼失明者が1,250人に一人というのは、感覚的にどんなもんでしょうか。

片目失明に至るのは、わたしのように怪我(事故)のほか、病気(良く知られているものとして糖尿病)といったことがありえます。特に高齢者となると病気で失明してしまったという人は案外いるのではないかという気がします。女優として著名な樹木希林さんも60歳頃に網膜剥離により左目を失明しています。そうすると、もう少しいても良いような気がしないでもありません。

とすると、ちょっと多く見積もっても1,000人に一人くらい(人数だと12万5千人)。まあ、でもそんなもんでしょうか。1,000人だったら何かのちょっとしたイベントですぐに集まりそうな人数です。その中に一人いても全くおかしくない。そう考えると、そこまで珍しいという感じでもないでしょうか。

そうはいってもいままで出会ったことがない、というのは私も含め、積極的にそうであることを周りに公言していないから、かもしれません。あとは、片眼失明者の絶対数としては高齢者が多いでしょうから、多くの高齢者と接する機会がなければよりいっそう出会う機会は少なくなるかと思います。